まじでか！

今朝、ニュース速報のテロップを見てビックリ。
なぬっ！？マイケルがっ！？

まじでか！

配送中だったが、目の前の信号よりナビのテレビに夢中。
おかげ様で、学生を轢くとこだったよ。
そしたら、携帯が鳴り出した。
ヨメからだ。

「お父さんが亡くなった…」

え…、まじで？

「明日、火葬場だって」

まじでぇぇ！？
いくら何でも早すぎじゃねぇか！？

いや、しかし。
田舎だと友引の日は避けたりするが、
忙しい都会では、あまり重要視されない。
葬儀屋もビジネスとして割り切っている。
事実、こう言われた経験がある。

「次の葬儀があるので、退出を願います」

クソ暑い会場で、しかも狭い。
パイプ椅子が無造作に並べてあり、
外には車が頻繁に行きかっている。
おまけに、坊主のお経が騒音で聞こえやしない始末。
挙句の果てに「出て行け」と。

これじゃあ、仏さんも報われないよなぁ。

話が反れたが、兎にも角にも明日。
火葬場に直行とのこと。
この提案は葬儀屋らしい。
それ以外に、仏さんを霊安室に入れるのも費用がかかる。
まぁ、平たく言えばケチったってことだ。
なんか、都会って殺伐としてるね。

喪服を用意しようと探していると…。
あったー！が、ホコリまみれ。
これ１着しかない。
クリーニング屋もやってない。
洗濯すっか！と思ったが、ハッと気付く。

洗濯機で洗えるのか？

タグみたいなのに表示あったよな…。
昔、小学校の家庭科の授業で習ったような？
タグに表示があった！が、よくわからーん。
PCで検索して調べる。便利だ。

検索の結果、ドライクリーニングならできるらしい。
はて？聞きなれない言葉だ。
更に検索。
なんかわからんが、洗うと素材によっては縮むらしい。

よし！ファブリーズで洗おう！
これぞ文明の利器だ。素晴らしい。

しかしだ。
ウチにはそんな高価なモノはありませーん。
１００円ショップで買ったモノならある。

その名も「ファーブル」。昆虫記かよ。
どこのバッタもんだよ？
やっぱ、中国産か！
とりあえず、ファブっておく。
ちなみに、シュッ、シュッと軽快な音じゃなく、
ギッ！ギッ！と生物チックな音がします。

あ！香典包まなきゃ！
１００円ショップへBダッシュ。
香典袋ゲット。
ほーんと、何でもあるよなぁ。

葬式用、通夜用、４９日用、宗教などが関係して
表に書く言葉が微妙に違うハズだったが…。
御仏前とか、御仏前とか、香典料とかイロイロあったっけな。

でも、今回は直行である。
したがって、検索してもわからーん！
名前だけ書いて出すか。

よーく見ると、紙に蓮の花がレリーフの様になっている。
検索の結果、浄土真宗のみ適用だとか。
くっそおお！１００円ショップめぇぇ！
よし、黙ってりゃわからんだろ。

いくら包めばいいんだ？
この１００円ショップで買ったやつには、
「３０００～１００００円」と参考金額が表記されてる。
ヨメと俺で５０００円ずつ出して１００００円でいいか…

財布を手に取る。
さらばー、諭吉よ。
辛くなったらいつでも帰っておいで。
断腸の想いで別れを告げる。
財布の中にはドトールの割引券しかなかった…。

まじでぇ！？